溶解大陸

アニメの感想とか書きたいなあ

No Title

 ってあれーー!?!?!? どうやって更新していたっけ??? マジで忘れた。完膚なきまでに忘れきってしまった。何一つ覚えていない。日記って、テキストって、どうやって書いていたっけ? どうしても思い出すことが出来ない。頭に靄がかかっているようだ。昔はこんなことはなかった。「今日は日記を書こう」と考えたが刹那、キーボードを叩き始めたかと思うと、少なくとも3000文字近く無意味な文字列を生み出すまで、絶対に止まらないタイピングマシーン、ただの冷血な日記機械だったのだ俺は。それがどうだ。今では文字を打つことに抵抗感を抱いてしまっている。

 果たしてこれでよいのか……? 間違っていないか……? 俺の文章のテンションは……? 批判的な意見が飛んでこないだろうか……? そう、俺は、人間の心を取り戻してしまったのだ。今までは完全に失っていた。心の大切さ、この世界がいかに愛で溢れているか、人と人の絆は、ネットの片隅にある無名ブログを更新すること以上に、人生においてとても大事なことであることを忘れていた。かつての俺は、人と人の絆よりもブログの更新のほうが大事だと思っていた。だけど、ようやく思い出したんです。ココロを……。俺はココロを見つけたんです。そうしたら、ココロを取り戻した途端、俺はこのブログの更新ができなくなってしまっていた。ココロが邪魔をする……。このよく分からない文章を、恥ずかしながら世界中に公開することを、人間の心が邪魔をするのです……。そして、感情を取り戻した結果として、俺は更新が出来なくなった。人に公開する文章が書けなくなったのだ。

 

更新再開の理由

 しかし、これも当然である。マジ、ブログを更新するという行為、ヤバイと言っても差し支えない。テキストを書いて公開するのって、超大変なわけじゃん? それを頻度よく実行できるその精神、驚嘆に値するよね。俺もこの数ヶ月間、ただの一読者としてブログや個人サイトを更新している人たちを横目に眺めていたんだけど、よくこんなことできるよね。俺はというと他者の更新を読みながら、マジ無理、俺は二度と更新しない(できない)、っていう暗澹たる気分だった。そのエネルギー、なに? なにがお前を動かしてんだ。てか、俺は何によって動かされているの? 不明。謎。更新を促すエネルギーの正体、謎。せめて、性欲くらいには分かりやすいエネルギーだったら良かったのに。ほらさ、人気ブログの人間は女の子を食いたい放題、みたいな感じの世の中だったらさ……あ、なるほど、俺は性欲がためにこうしてブログを更新しているんだな、って即座に分かるわけじゃん? いや、ま、人気にはなれないけどね。でも、なに? ブログとか更新しても一切いいことなくない? 金が儲かるわけでもないし、いまどき女の子どころか人との交流が特に増えるわけでもないし。マジ、なに? ブログを更新するこのエネルギー、パワー、動機、一体ドコから湧いてくるのですかね? ま、モウわからないよね。俺たちはもうそういう領域に足を踏み入れてしまったのだ。考えても仕方がない。後戻りはできない。

 おい、もうな。俺たちはな。ブログ、個人サイト、そういったものを立ち上げてしまった時点で、重い十字架を背負っちまってるんだよ。一生つきまとう十字架だ。今生において、その呪縛から逃れることは二度と出来ない。更新を促す謎のエネルギーが例えお前から無くなったとしても、お前の記憶がお前を縛り続ける。放置しているサイト、という呪いがお前に降りかかる。そしてどうだろう。更新するエネルギーはもう一滴たりとも残ってないのに、なんとなく更新しないといけないのでは、という感覚に囚われ続けるお前が残る。そう、これが個人サイト経営者の味わう煉獄である。更新をしない限り絶え間ない苦痛がお前を襲う。ブログや個人サイトは閉鎖しないかぎり、「今後は更新しない」というハッキリとした意志の表明とはならないのだ。そして俺は、俺もこの苦しみに囚われている。現在進行形でいまこの瞬間にも苦しみを味わい続けている。更新するエネルギーは一切ないというのに、なぜか「放置するな。更新をしろ」というこのブログ自身から放たれる怨念じみた無生物の意志に突き動かされている。もはや、この更新に、俺の自由意志は介在していない。呪いだ。俺は、更新し続けなければならないのだ……キーボードを叩き続けない限り、俺はこの苦しみから逃れることは出来ないのだ……

 

更新していないということはない

 それにしてもほんとまあ、気付いたら更新から足が遠ざかっていたね。俺はね、普通に更新しようとしていた。ブログ自体を消していないのだから当然だ。けれど、気付いたら数ヶ月が経過していた。いやー、びっくりした。時がたつのって、一瞬だね。光陰矢のごとし、ってレベルではなかったね。もう昨日?みたいな感じ。最後に更新したのが昨日みたいな感じだね。てか、実は本当に昨日なんじゃない? いや、昨日は更新しなかったから二日前か? 二日前に普通に更新した気分ですよ。スゴク昔に更新して、それっきり放置していたような感覚は、別に全く無いわけ。全然近く。時空間にして、この前の更新から数μm程度しか離れていないと思う。そういう僅差のあいだ、俺は更新していなかったわけだけど、別にそれくらい、ま、宇宙の寿命の長さに比べたら、大したことないっしょ? そういうこと。むしろ、更新が停滞していないまである。(宇宙の寿命と比較し)更新が停滞していない、と断言してもいい。というわけでね、いつもどおり今日の日記でも書いていこかw

 

今日の出来事

 はい、というわけでね。別にどうというわけでもないんですけどね。これといって書くことは無いんですが、こうして日記というからにはね、今日起こったことを書けばいいのですけど、今日何をしていたか、ってことを考えるとね、モウ何もないんですわほんと。いや、天気はめっちゃ良かった。秋晴れ。まさに俺たちの求めていた、最高の秋晴れだった。身体の隅々にまで行き渡る、透き通るような青空が俺たちを待っていた。こんな日には田舎のあぜ道を自転車で走り抜けたかった。純朴な風景に、木々のざわめきに、過去の思い出に酔いしれながら、輝き溢れる僕らの未来に対して胸を膨らませたかったよね。でも、俺の一日にはそういうことは一切なかった。日本国内全体で考えれば、今日という一日が人生で最高の一日になった諸兄も多いかと存じますけど、俺の一日はマジで別にこれといってどうということもなかった。感動、なし。青春、なし。一切の時がただ過ぎていった。なにもないまま、心ときめく楽しさがないまま、俺の月曜日、2015年9月28日(月)は終わりを告げた。

 はー、どうしてくれるの? おい? 日記を書こうとしたら即これだよ。もっとこう、あー、今日も良い一日であることだったなあ、なんて有意義な一日だったのだろう、俺の人生にとって今日という一日は大きな分岐点だったに違いないな! と、どうして思えるようになれないのかな? 責任をとってくれよ!! 俺の一日に責任をとってくれよ……。うー……感動したい。感動したくない? 要するに、潤いが足りないってことよ。胸の高鳴りをちょうだいよ、ってこと。俺はな、モウおっさんに片足を踏み入れる、そういう人間だからな、マジで胸を高鳴らせる方法、忘れきった。日記を書くことをスッカリ忘れていたかのように、胸の高鳴らせ方もスッコリ忘れきってる。まったく思い出せる気がしない。どうすれば胸は高鳴るんですか!! 誰かおしえて下さい!!! 一瞬ドラマ化が話題になってたあの花の原作を見ればいいんですか!! それで私は救われますか?? もしくはあの花スタッフが送る映画、ここさけを一人で観に行けばいいのですか!! それで僕は救われますか??? 誰かおしえて下さい!!! 誰か! 誰か…………

 

認知

 俺の叫び、いつだって虚空に飲み込まれてきた。ふと気づくと虚空が俺の前に姿を表すよな。ていうか、あれだわ。アニメの話を無理やり持ち出すことで今気づけたけど、おれ、アニメの感想しか書くこと無い。いや、これ、認めるまでに結構時間がかかった。自分がアニメの感想しか書くことが一切ない人間であることに深層心理で気づき、その気付きが深層心理と表層真理を隔てる自意識の堅い壁を貫き、こうして俺が文字として書くに至れるまで、もしかしたらブログを開設してからここまで(約半年)の時間がかかった。ゆーてね、アニメの感想しか無い。俺の人生には、アニメの感想しか無い。アニメの感想しか無い人生を送ってまいりました。だから、俺は、アニメの感想しか、このブログに書くことがないんだ。はー、簡単なことだった。気付いてしまえば、簡単なことだった。俺は、アニメの感想を書くために、こうしてブログを閉鎖せずに残していたのだ。これからはアニメの感想を書こう。頭にかかるモヤが晴れたような気分だ。俺は、ただ、自分自身に素直になればよかっただけの話なのだ。だから、明日からは、アニメの感想を書きます。一日一日を、アニメの感想を書くために生きていきます(はい!! ここまでの気付きが今日の成果です!!!)

 

人間の心

 あー、それにしても脳内にあるモヤモヤを文章として出力する作業が楽しい。これ以上に楽しいことってありますか? 文章として、そっくりそのまま、何かこう淀んだ煙のように、脳内に溜まっている薄白い何かをテキストエディタに叩きつける楽しさですよ。コレが求めていたものだった。ゆーて楽しい。文章を作るのは面倒くさい。どちらかと言えば楽しくはない。すごく体力を必要とする。でも、こうして頭のなかにあるモヤモヤをそのまま変換する作業は楽しい。超楽。なにもしないでも進行していく。俺が「フンッ!」と気合を入れずとも、目の前で勝手に進行していく。前者、文章を作る作業が崖を登ることだとしたら、こうして思考を垂れ流していく方は気持ちのいい丘を自転車で爽快に駆け抜けていくことの相当する。そしてあとは、最後に残る選択は、この文章を公開するかどうか、なんですよね。公開しなくていい気がしてきた。あっ、なんか、公開しなくても良い気がしてきた!! なんになるってんだ!! こんな文字列をWWWを通していつでも誰でもアクセスできるような場所にアップロードしたところで、一体何がどうなるっていうんだ!? 俺はどうかしているのか? というわけで、これが冒頭で話した人間の心であります。イッツSoヒューマンマインド。はー……もうちょっと邪魔しないでくれる? いらないの。人間としての恥じらい。そういうのは一切いらない。不要。社会においても、ここ、インターネットの片隅にある極小の一点においても同様に不要。一切の感情、必要なし。ただ無感情に、何も考えることなく、ただ文字列を生産してアップロードしてしまえばいいのだ。考えるな、ただアップロードしろ。これが、個人サイト更新にただ一つ必要な、最も重要な心構えなのだ……

 

投降

 というわけで、まあ、この文章をアップロードすることは神に誓うからさ(はいはいアーメンアーメン)まだちょっと書いてていい? よくばりだから一日の日記を簡単に終わらせることが出来ない。まだまだ書いたほうが何か得した気にならない? 少ないより多いほうが得した気にならない? 書くときも一緒で、少ないより多い方がなんとなくより気持ちよくなれない? 多くの不要な思考を文章に変えて排出できたな、という気持ちよさが残るよね。僕らの脳内は常に一杯一杯なんですよ。はち切れんばかりに様々な情念が、頭蓋内を渦巻きまくっているんです。ここではその一つ一つを解きほぐし、文字データに変換する遊びをしているのです。これがまあ楽しい。まあ楽しいんだけども真面目に書く気力は一切ないよね。俺はアニメの感想以外、一切の文章をまじめに書く気がない。俺が本気を出すのはアニメの感想の時だけ。普段は適当。アニメの感想については書くべき内容、伝えたい情報があるのだから、まじめに書くというスタンスが通用する。感想であれば、読み手に正しく伝えたい事を伝えようとする努力が、あるときには実を結ぶこともあるからね。一方で、こうして脳内を垂れ流してる時はもう適当でいい。なんて言ったって、別に伝えたいことなんて何一つ無いわけだからね。書きたいこと伝えたいことがあったら、もっと頻繁に、もっと真面目に更新してるってーの! 私だって、絶対に更新したくないというわけではないんだし……ブログのことだって、忘れていたわけじゃなかったんだし……(ここであなたから目をそらし、胸の前で指と指を絡め、サッと地面を見つめる。そんな少女に、私はなりたかったなあ)

 だからね、今日の日記のテーマですが、なんということはありません、「書くことがない」だ。いやーあれだね。色々と適当に書いていれば、いつかは書くべき内容に心当たりが出来るのでは、と思っていたけどそんなことはなかったね。最初に、キーボードを叩きだす前に「書くことマジでなんもないな……」と考えている人間は、実際にキーボードを叩きだしても一切の書くべき内容を思いつくことが出来ないね。いやー、まいったまいった。参りました。はい、降参。さようなら。人生オーシマイ(^^)ノ